廃棄されるデザインチラシを使ったワークショップイベントなど

山梨県立図書館では、過去の新聞折り込みチラシを毎日、貯蔵・アーカイブしているそうです。
この折り込みチラシには、その時代の流行や、昔のデザインなどが滲み出ていてとても面白いのですが、これを周年イベントの一環として、館内に展示して広く公開しようという企画が運営企業より立ち上がりました。

そのイベントに合わせて、「チラシや紙をテーマにしたイベント」を企画開催することで、多くの方に興味を持ってもらい、来場者の間口を広げてほしい、というご相談をいただきました。

そこで私たちは、兼ねてから自社で企画実施していた「廃棄されるデザインチラシを使ったワークショップ」の相性がいいのではと考え、提案。

ー企画の背景ー
DEPOTでは、今まで心を込めてクリエイター達と制作したチラシが、役目を終えるとゴミになってしまうのがなんだかもったいないと感じていました。そこで、その廃棄されてしまうデザインチラシを使って、楽しく色々なものを作れたら…きっと楽しいし便利!そう考えた企画が、ついにこの県立図書館で実現できました。

より幅広い方に親しみを持ってもらおうと、
「紙とぼくと。クリエイターのトークイベント」
「廃棄されるデザインチラシを使ってつくる小物ワークショップ」
の2部構成のイベントを企画実施しました。

廃棄されるデザインチラシワークショップ|山梨県立図書館 ちらしかいぶらり

クリエイター向けのイベントと、親子向けのイベントの2部構成に。
トークイベントのゲストはこの3名。

第1部のトークイベントでは、山梨在住の人気クリエイターたちに紙にまつわるエピソードや思いを語り合ってもらいました。

ゲストスピーカーは、活躍するこの3名のクリエイター。

・発酵デザイナー 小倉ヒラクさん
 https://hirakuogura.com/

・magic print 網野 俊輔さん
 https://magicprint.jp/

・BEEK 土屋 誠さん
 https://beekmagazine.com/

「ぼくと紙と。」のビジュアルデザインはBEEK土屋さんに作成いただきました。
会場は満席に。
席が足ないほど多くの方にご来場いただき、急遽うしろに予備席を設置しました。
登壇者は全員、廃棄チラシでつくった蝶ネクタイで正装してもらいました!そして、廃棄チラシでつくったマイクを使ってトークしてます。笑(音声機材は一切入れてません。笑)
2日目のワークショップ
ワークショップにはひっきりなしに大人からお子さんまで多くの方にご来場いただき、たくさん廃棄チラシを使って小物を作っていただきました。
山梨県立大学の兼清ゼミの皆さんにワークショップのお手伝いをしていただきました。
講師の野田さんは、チラシの代わりに大きなサイズのポスターで作り方をレクチャー
大人も夢中
そのうちに、子供が自ら自由にものをつくりはじめました。すごく素敵。
おしゃべりしながら作れるところもいい。県立大の兼清先生が来場者の方と交流されていました。
作ったものを持ち帰るのも、チラシのバッグで。
チラシのデザインが、いい感じに表に出ることも。
ご家族みんなでご参加いただきました。
廃棄チラシはDEPOTのストックだけでなく、デザイナーさん達にも声をかけて集めたのですが、参加してくれた子供達が自宅でも作りたいと、持ち帰ってくれました!嬉しい!
そのほかにも、廃棄チラシを使った小物アイデアを展示しました。

廃棄されるデザインチラシワークショップ|山梨県立図書館 ちらしかいぶらり

CREDIT

CLIENT
山梨県立図書館(当時の運営企業:デジタルデビジョン)
プランニング/ディレクション
DEPOT 宮川 史織
ワークショップ講師
Atelier Bond 野田 沙織
トークイベントVI制作
BEEK 土屋 誠
ワークショップ協力
山梨県立大学 兼清ゼミ

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